7月24日、サッカー日本代表の森保一監督が都内で会見を開き、来年1月から2月にかけて行われるアジアカップまでの短期続投が決まったことが明らかになりました。日本代表の監督人事としては異例の形となり、日本サッカー協会がどのような戦略を描いているのかが注目されています。
森保監督の続投とその期間
会見に臨んだ森保監督は、来年1月から2月に行われるアジアカップまでの続投が決定したことを報告しました。通常、代表監督は次の大会サイクル全体を見据えて長期契約を結ぶケースが多いなか、今回はアジアカップという特定の大会までという「短期」の続投である点が特徴です。
森保監督は近年、日本代表を率いてきた指揮官として知られており、今回の続投により当面のチーム運営を継続することになります。
大岩剛氏が3月から兼任で日本代表を率いる
今回の人事のもう一つの大きなポイントは、来年3月からの体制です。これまで年代別の代表監督を務めてきた大岩剛氏が、兼任という形で日本代表を率いることが決まっています。
つまり、アジアカップまでは森保監督が指揮を執り、その後は大岩氏が年代別代表と日本代表の両方を兼任するという、段階的な移行が計画されていることになります。年代別カテゴリーとトップチームをつなぐ役割を担う人事とみられます。
「アジアカップ優勝から逆算」宮本会長の説明
日本サッカー協会の宮本恒靖会長は、この異例の監督人事について「森保監督の短期の続投はアジアカップで優勝することから逆算した」などと述べ、その理由を説明しました。
つまり、まずアジアカップでの優勝という明確な目標を最優先に据え、そのために現体制を維持したうえで、大会後に新たな体制へと移していくという考え方です。目標から逆算して人事を組み立てるという発想は、代表チームの運営方針として一つの明確な戦略といえます。
一方で、短期続投という区切り方や兼任という形態については、今後の日本代表の強化方針をめぐってさまざまな見方が出る可能性もあります。実際の成果は、来年のアジアカップとその後の体制のなかで検証されていくことになります。
まとめ
7月24日に発表された今回の人事は、次の3点に整理できます。
- 森保監督が来年1月〜2月のアジアカップまで短期続投する
- 3月からは大岩剛氏が年代別代表と兼任で日本代表を率いる
- 宮本会長は「アジアカップ優勝から逆算した」と人事の狙いを説明した
明確な目標を軸にした段階的な体制移行がどのような結果につながるのか、来年のアジアカップが一つの試金石となりそうです。