リンカーン記念堂の反射池、青い塗装剥がれ問題で器物損壊罪の起訴取り下げ 施工不良と判明

8月1日までに伝えられたところによると、アメリカの首都ワシントンにあるリンカーン記念堂の「リフレクティング・プール(反射池)」の改修工事をめぐり、器物損壊の疑いで起訴されていた元オリンピック選手に対する起訴が取り下げられたことがわかった。改修直後に発生した塗装剥がれの原因が、本人の行為ではなく施工不良にあったと判明したためで、著名な国家的モニュメントをめぐる異例の展開として注目されている。

30秒でわかるポイント

  • リンカーン記念堂の反射池で、改修完了後まもなく青い塗装の剥がれが確認された
  • 米検察は7月31日、器物損壊罪に問われていた元オリンピック選手への起訴を取り下げた
  • 検察は損傷の原因を「請負業者による不適切な施工」と説明した

何が起きたのか

ワシントンD.C.にあるリンカーン記念堂は、アメリカを代表する国家的なモニュメントの一つ。

その前に広がる反射池は改修工事が行われたばかりだったが、完了後まもなく青い塗装が剥がれていることが確認された。

この損傷をめぐり、ある元オリンピック選手が器物損壊罪に問われる事態となっていた。

起訴取り下げの経緯

米検察は7月31日、この元オリンピック選手に対する起訴を取り下げたことを明らかにした。

裁判所に提出された文書の中で検察は、反射池の損傷について「請負業者による不適切な施工の結果」とみられると説明している。

つまり、当初は個人の行為によって器物損壊が起きたとされていたが、実際には改修工事そのものの施工不良が原因だった可能性が高いという見解が示された形だ。

今後の焦点

現時点で公表されている情報からは、施工を担当した請負業者の詳細や、今後の責任の所在について具体的な言及はない。

反射池の修繕や再改修が今後どのように行われるのかについても、現時点では明らかになっていない。

国家的なモニュメントの維持管理をめぐる工事の品質管理体制が、改めて注目される可能性がある。

まとめ

リンカーン記念堂の反射池で起きた塗装剥がれ問題は、当初は個人の器物損壊行為が疑われていたが、米検察の調査により施工業者側の不適切な工事が原因である可能性が高いことが明らかになった。この結果を受け、7月31日に元オリンピック選手への起訴は取り下げられている。国家的な記念施設の改修工事における品質管理のあり方について、今後どのような対応が取られるか注目される。

出典: BBC News Japan