8月9日、テクノロジー系ブログメディアのGigazineが「レグレッシブJPEG」と呼ばれる技術について解説する記事を公開した。1つの画像ファイルの中に複数の画像を仕込み、まるでアニメーションのように見せる仕組みが注目されている。
30秒でわかるポイント
- レグレッシブJPEGは1つのJPEGファイルに複数の画像を埋め込む技術
- JPEGの「プログレッシブ表示」機能とスキャン範囲の制御を応用している
- 見た目は静止画でも、表示の仕方によってアニメーションやビデオのように見える
そもそもJPEGとはどんな画像形式か
JPEGは写真や画像を保存する際によく使われるファイル形式のひとつ。
スマートフォンで撮った写真や、Webサイトに載っている画像の多くがこのJPEG形式で保存されている。
プログレッシブ表示という仕組み
JPEGには「プログレッシブ表示」という機能がある。
これは画像を読み込む際、最初はぼんやりとした粗い画像が表示され、データが読み込まれるにつれて徐々にくっきりとした画像に変わっていく仕組みだ。
通信速度が遅い環境でも、画像全体の概要を早く確認できるというメリットがある。
レグレッシブJPEGの仕組み
Gigazineが解説した「レグレッシブJPEG」は、このプログレッシブ表示の特性と、画像データの読み込み範囲(スキャン範囲)を制御する技術を組み合わせたもの。
具体的には、1つのファイルの中に複数の画像データを仕込んでおき、読み込みの進み具合によって異なる画像が表示されるように設計する。
これにより、通常なら1枚の静止画にしか見えないファイルが、読み込み過程を利用してアニメーションやビデオのように動いて見える現象を作り出せるという。
- 通常のJPEG:データが揃うほど1枚の画像が鮮明になる
- レグレッシブJPEG:データの読み込み段階ごとに異なる画像が現れる
どんな場面で使われる技術か
元ニュースの概要では、この技術の詳しい仕組みについて解説ブログサイトへのリンクが示されている。
具体的な活用事例や開発した人物・団体についての情報は、今回のGigazineの記事概要には含まれていない。
技術としての面白さから、画像処理やWebデザインに関心を持つ層の間で話題になっているとみられる。
まとめ
レグレッシブJPEGは、JPEG形式が持つプログレッシブ表示という基本機能を応用し、1枚の画像ファイルにアニメーションのような動きを持たせる技術だ。特別なソフトを使わずとも、画像の読み込み方を工夫するだけでこうした表現が可能になる点が興味深い。今後、Web制作やデジタルアートの分野でどのように活用されていくか注目される。
出典: Gigazine