2026年9月2日、プレジデントオンラインが医療職インテリアコーディネーターで上級睡眠健康指導士の田口里奈さんの見解を紹介した。「朝から晩まで同じ照明」では熟睡できないという指摘は、多くの人が見落としがちな生活習慣の盲点を突いている。
30秒でわかるポイント
- 田口里奈さんは医療職インテリアコーディネーター・上級睡眠健康指導士
- 潜水艦内でも採用されている「光の浴び方」で体内時計を整える方法を紹介
- 1日を通して照明を変化させることが熟睡につながるとみられる
なぜ同じ照明ではダメなのか
田口さんによると、朝から晩まで同じ照明を浴び続けることは、体内時計を狂わせる原因になるという。
人間の体には体内時計(体内で時間を認識し、睡眠や覚醒のリズムを作る仕組み)が備わっており、光の刺激によってこのリズムが調整される。
同じ光を浴び続けると、体が「今が昼なのか夜なのか」を判断しにくくなり、結果として睡眠の質が下がってしまうとみられる。
潜水艦で採用されている光の管理法
概要によれば、この光の浴び方は潜水艦内でも採用されているという。
潜水艦は太陽光が入らない閉鎖環境であるため、乗組員の体内時計を人工的に管理する必要がある。
そこで時間帯に応じて照明の色や明るさを変化させることで、体が自然に昼夜のリズムを感じ取れるよう工夫されているとみられる。
この仕組みを日常生活に取り入れることで、一般家庭でも体内時計を整えやすくなると田口さんは提案している。
具体的にどう照明を変えればいいか
元記事の概要では詳細な時間割までは触れられていないが、基本的な考え方として次のポイントが示されている。
- 朝は明るく青白い光を浴びて覚醒を促す
- 日中は自然光に近い明るさを保つ
- 夜は暖色系の落ち着いた光に切り替える
こうした変化をつけることで、体が自然と「今は活動する時間」「今は休む時間」と認識しやすくなるとみられる。
生活リズムと睡眠の質の関係
田口さんは、生活リズムを整えることが睡眠の質を高める第一歩だと述べている。
照明はその中でも取り入れやすい方法の一つとして紹介されており、特別な器具を用意しなくても、既存の照明の使い方を工夫するだけで効果が期待できるという。
照明の色や明るさを時間帯に合わせて変えるという発想は、忙しい社会人や受験生にとっても実践しやすい生活改善策といえそうだ。
まとめ
今回紹介された内容は、潜水艦という特殊な環境で培われた光の管理法を、一般家庭の睡眠改善に応用するという発想である。朝から晩まで同じ照明を浴び続けるのではなく、時間帯によって明るさや色を変えることが、体内時計を整え熟睡につながる可能性がある。忙しい毎日の中でも取り入れやすい工夫として、自宅の照明を見直すきっかけになりそうだ。
出典: プレジデントオンライン