7月24日、総務省のまとめによって、国内で生成AIを利用したことがある個人の割合が初めて半数を超えたことがわかりました。急速に普及が進む一方で、個人・企業ともに中国やアメリカと比べると利用率は低い水準にとどまっており、日本のAI活用の現在地を示すデータとして注目されます。
個人の利用率が初めて半数を突破
総務省のまとめによると、生成AIのサービスを利用したことがある個人の割合が、国内で初めて半数を超えました。生成AIとは、文章や画像などを自動でつくり出すことができる人工知能の技術で、対話型のサービスなどが代表例として知られています。
これまで一部の関心の高い層を中心に使われてきた技術が、より幅広い層に広がってきていることを示す結果といえます。日常の調べものや文章作成など、身近な場面で活用する人が増えてきているとみられます。
海外と比べると依然として低い水準
一方で、今回のまとめでは、日本の利用率が海外の主要国と比べると低い水準にとどまっていることも明らかになりました。総務省によれば、個人・企業のいずれについても、中国やアメリカなどと比較すると利用が進んでいないとされています。
利用率が半数を超えたとはいえ、他国ではさらに高い割合で生成AIが使われている状況がうかがえます。この差がどのような要因によるものかについては、技術への理解度、企業内での導入体制、活用できる環境の整備状況など、さまざまな見方が考えられます。ここでは元データに示された「海外より低い水準」という事実にとどめ、原因の断定は避けます。
このニュースをどう読むか
このデータは、日本社会における生成AIの浸透度を測るうえで一つの目安となります。半数超という数字を「普及が進んだ」と前向きに捉える見方もあれば、「海外との差が縮まっていない」と課題として受け止める見方もあり、評価は立場によって分かれます。
いずれにしても、生成AIは今後の働き方や学び方に影響を与える可能性がある技術です。利用の広がりとともに、便利さだけでなく、情報の正確性やプライバシーへの配慮といった論点も引き続き議論されていくとみられます。
まとめ
- 7月24日、総務省のまとめで国内の個人の生成AI利用率が初めて半数を超えたことがわかった
- ただし個人・企業ともに、中国やアメリカなどと比べると利用率は低い水準
- 半数超をどう評価するかは立場によって分かれ、今後の活用と課題の両面が注目される
身近な話題として、また日本のデジタル化の現状を考えるうえでも、押さえておきたいニュースといえるでしょう。