7月13日、秋田の学生スタートアップが、クマの目撃情報を投稿すると近くの利用者に5秒以内で通知が届くアプリ「クマップ」の提供を開始したと報じられました。クマによる被害が各地で課題となるなか、身近なテクノロジーで安全確保を目指す取り組みとして注目されます。
開発のきっかけは「大学正面玄関のクマ出没」
このアプリの開発の原点は、大学の正面玄関にクマが出没した際の経験だったと伝えられています。出没があったのが土曜日で、事務局の対応が休日にあたっていたため、注意喚起が行き渡るまで週明けまで3日かかったといいます。
情報が伝わるのに時間がかかれば、その間に別の人が同じ場所を通りかかる危険性が高まります。こうした「情報伝達の遅れ」という身近な問題意識が、開発の出発点になったとみられます。
「クマップ」の仕組み
報じられている内容によると、「クマップ」はユーザーがクマを目撃した際に投稿すると、その近くにいる他の利用者に5秒以内で通知が届く仕組みです。
従来の行政による注意喚起は、確認や休日対応などで時間を要する場合があります。これに対し、目撃者本人が直接投稿し、周辺の利用者へリアルタイムに近い形で情報を共有できる点が、このアプリの特徴といえそうです。
なお、こうした投稿ベースのサービスでは、情報の正確性や誤った投稿への対応といった運用上の課題も一般的に指摘されます。今回の元情報にはその詳細は含まれていないため、ここでは仕組みの概要のみを紹介します。
学生スタートアップという担い手
今回のアプリは、秋田の学生スタートアップが開発・提供している点も特徴です。地域で実際に起きた出来事を起点に、当事者である学生が自らサービスを立ち上げた形といえます。
地域が抱える具体的な課題を、身近な人が技術で解決しようとする動きは、地方発のスタートアップの一つのモデルとして参考になる事例といえそうです。一方で、こうしたサービスが継続的に運用されるためには、利用者数の確保や情報の信頼性維持など、今後の運営面での取り組みが鍵になるとみられます。
まとめ
- 7月13日、秋田の学生スタートアップがクマ目撃通知アプリ「クマップ」の提供を開始したと報じられた
- 目撃投稿が近くの利用者に5秒以内で通知される仕組み
- 開発の原点は、大学正面玄関へのクマ出没時に注意喚起が週明けまで3日かかった経験
- 地域の課題を当事者の学生が技術で解決しようとする、地方発スタートアップの一例といえる
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