「Kビューティー」に続く新潮流「Cビューティー」とは
7月18日、東洋経済オンラインが報じたところによると、中国の化粧品ブランド、いわゆる「Cビューティー」が東南アジア市場への進出を加速させている。韓国発の「Kビューティー」が世界的な人気を獲得してきた流れに続く新たな動きとして注目されている。
「Cビューティー」とは、Chinese Beauty(チャイニーズ・ビューティー)の略で、中国発の化粧品ブランド全般を指す言葉だ。近年、中国国内の化粧品市場が急成長する中、各ブランドが国外へと販路を広げようとしているとみられる。
独自戦略のポイント:低価格・多様なニーズ・ハラル認証
報道によると、Cビューティーが東南アジア市場で展開している戦略には、いくつかの特徴がある。
第一に、低価格帯での製品投入だ。価格競争力を武器に、幅広い消費者層へのアプローチを図っている。
第二に、多様なニーズへの対応である。地域ごとに異なる肌質や好みに合わせた製品ラインを展開しているとみられる。
第三に、特に注目されるのがハラル認証製品の投入だ。ハラル認証とは、イスラム教の戒律に沿って製造・管理された製品であることを示す認証を指す。東南アジアにはインドネシアやマレーシアなど、イスラム教徒の人口が多い国が存在する。こうした市場に対応するため、宗教的な基準を満たした化粧品を展開しているとみられる。
現地文化と電子商取引を武器に
東洋経済オンラインの報道では、Cビューティーが現地文化への理解と電子商取引(EC)を武器としている点も指摘されている。
東南アジア各国では近年、スマートフォンの普及に伴いオンラインショッピングが急速に拡大している。こうしたEC市場の成長を背景に、中国ブランドがオンライン販売を軸に販路を広げていると伝えられている。
一方で、化粧品市場をめぐっては、Kビューティーをはじめとする既存ブランドや、欧米の大手メーカーなど、さまざまなプレイヤーが競合している。今後、Cビューティーが東南アジア市場でどこまでシェアを拡大できるかは、現地消費者の受け止め方や各国の規制環境にも左右されるとみられる。
まとめ
7月18日の報道によると、中国発の化粧品ブランド「Cビューティー」が、低価格戦略やハラル認証製品の投入、現地文化への対応、電子商取引の活用といった独自の戦略で東南アジア市場への進出を加速させている。
Kビューティーが築いた化粧品輸出の潮流に続く動きとして、今後の展開が注目される。世界の消費市場における各国ブランドの競争を理解する上でも、押さえておきたいテーマといえるだろう。