ビジネスマン向け“ファン付きウェア”とは?隠す派と見せる派、2社の対照的アプローチ

7月24日、ビジネスパーソン向けのファン付きウェアを開発する2社の対照的なアプローチが報じられた。屋外作業では定番となったファン付きウェアが、スーツやオフィス環境でも使えるよう進化しつつある点が注目される。

ファン付きウェアが「ビジネスシーン」に広がる背景

ファン付きウェアは、衣服に小型ファンを取り付け、風を送り込んで汗を蒸発させることで体を涼しく保つ空調機能付きの衣類だ。建設現場や物流など、屋外・高温環境で働く人達の間では、すでに当たり前の存在になっているとされる。

一方で、報道によれば、ビジネスの場面ではまだ利用しにくいシーンが多いのも事実だという。スーツを着る営業職やオフィスワーカーにとっては、見た目や着心地の面でハードルがあったとみられる。こうした課題に対し、2社がそれぞれ異なる方向性で製品開発に取り組んでいる。

「隠す」アプローチと「見せる」アプローチ

今回紹介された2社のアプローチは、大きく「隠すか、見せるか」という2つの考え方に分かれている。

一方の考え方は、ファン付きの機能を目立たせず、通常のビジネスウェアに自然になじませる「隠す」アプローチだ。外見上はファンが付いていることを分かりにくくすることで、商談やオフィスなどフォーマルな場でも違和感なく着用できるよう配慮しているとみられる。

もう一方は、ファン付きウェアであることをあえて前面に出す「見せる」アプローチだ。機能性を明確に打ち出すことで、暑さ対策として堂々と使える文化を広げようとする方向性と考えられる。

どちらが優れているかを一概に断定できるものではなく、利用シーンや使う人の考え方によって適した選択が変わる点がポイントだ。

猛暑対策とワークスタイルの多様化

この動きの背景には、夏場の暑さ対策への関心の高まりがあるとみられる。屋外だけでなくオフィスや通勤時の暑さ対策として、身につける「ウェアラブルな冷却手段」への需要が広がりつつある状況がうかがえる。

また、働き方やビジネスシーンでの服装の考え方が多様化していることも、こうした製品が生まれる土壌になっていると考えられる。フォーマルさを保ちたい人には「隠す」タイプ、機能性を重視する人には「見せる」タイプと、選択肢が増えることは利用者にとってメリットになりそうだ。

まとめ

7月24日に報じられた、ビジネスパーソン向けファン付きウェアをめぐる2社の取り組みは、「隠す」か「見せる」かという対照的なアプローチで注目を集めている。屋外作業では定着したファン付きウェアが、オフィスや商談といったビジネスシーンにも広がろうとしている点が今回の話題の中心だ。暑さ対策のニーズと働き方の多様化を背景に、今後どのようなスタイルが受け入れられていくのか、身近なテクノロジーの進化として押さえておきたいトピックだ。