キーボードなどの周辺機器を手がけるKeychronが、7月30日、ゲーミングマウス向けのオープンソースファームウェア「ZGM」を発表した。誰でも中身を確認・改造できる仕組みを採用し、マウスの動作を左右する基盤ソフトを一般に公開する取り組みとして注目される。
30秒でわかるポイント
- Keychronがゲーミングマウス向け初のオープンソースファームウェア「ZGM」を発表
- リアルタイムOS「Zephyr RTOS」を基盤に、低遅延な入力処理を目指す
- 正式公開は2027年第1四半期を予定
Keychronが発表した「ZGM」とは
ZGMは、Keychronが開発したゲーミングマウス向けのファームウェア(機器を動かすための基本ソフト)だ。
最大の特徴は、オープンソースである点にある。ソースコード(プログラムの設計図にあたる部分)が公開されるため、開発者やユーザーが中身を確認したり、自分好みに改造したりできる仕組みになる。
Keychronによれば、ゲーミングマウス向けにオープンソースのファームウェアが手がけられるのは今回が初めてだという。
リアルタイムOS「Zephyr RTOS」を基盤に採用
ZGMは「Zephyr RTOS」と呼ばれるリアルタイムOSを土台にして開発されている。
リアルタイムOSとは、決められた時間内に確実に処理を行うことを重視したOSのことで、マウスの動きをパソコンにすばやく正確に伝える必要があるゲーミングマウスとの相性が期待される分野だ。
Keychronは、ZGMによって次のような利点が生まれるとしている。
- 低遅延な入力処理の実現
- ハードウェア(機器本体)に応じた柔軟なカスタマイズ
正式公開は2027年第1四半期を予定
Keychronは、ZGMの正式公開を2027年第1四半期に予定していると発表した。
現時点では発表段階にとどまっており、対応する具体的な製品ラインナップや詳細な仕様などについては、続報を待つ必要があるとみられる。
オープンソース化によって、Keychron以外のメーカーや個人開発者がこの仕組みを活用する可能性もあるが、実際にどこまで普及するかは今後の展開次第といえそうだ。
まとめ
Keychronは7月30日、ゲーミングマウス向けとして初となるオープンソースファームウェア「ZGM」を発表した。Zephyr RTOSを基盤に低遅延な入力処理とカスタマイズ性の両立を目指しており、正式公開は2027年第1四半期が予定されている。周辺機器のカスタマイズ文化に関心がある人にとって、今後の続報が注目されるトピックといえる。
出典: Gigazine