8月8日、SNS(交流サイト)のXが「クリエイター収益分配プログラム」を終了し、新たに「Original Content Rewards Program」へ移行すると発表したと報じられた。無断転載や偽アカウントによる不正対策として、自作コンテンツを重視する仕組みに切り替わる点が注目される。
30秒でわかるポイント
- Xが既存の「クリエイター収益分配プログラム」を終了
- 新制度は「オリジナル投稿」を評価基準にする
- 既存制度からの申請受付は9月から開始予定
新制度が目指すもの
Xが発表した新制度「Original Content Rewards Program」は、その名の通りオリジナルコンテンツ(他人の投稿を転載せず自ら作成した投稿)を重視する仕組みだ。
これまでの収益分配プログラムでは、インプレッション数(投稿の表示回数)に応じて報酬が支払われていた。しかし、この仕組みを悪用して他人の投稿を無断で転載したり、実質的な中身のない投稿を大量に発信したりして表示回数を稼ぐ、いわゆる「インプレゾンビ」と呼ばれる行為が問題視されてきたと伝えられている。
報酬の仕組みはどう変わるのか
新制度では、有料会員による「有効インプレッション」に応じて報酬が支払われる仕組みになるという。
具体的な算定基準の詳細までは明らかにされていないが、単純な表示回数ではなく、有料会員からの反応を重視することで、質の高いオリジナル投稿を評価する狙いがあるとみられる。
これにより、これまで問題視されてきた不正な収益獲得の抑制につながる可能性がある一方、収益を得ていたクリエイターにとっては評価基準の変化に対応する必要が出てくるとみられる。
既存制度からの移行スケジュール
今回の発表によると、既存の収益分配プログラムからの申請受付は9月より開始される予定だ。
- 現行プログラム:終了が決定
- 新プログラム名:Original Content Rewards Program
- 申請開始時期:9月から
具体的な申請方法や審査基準など、詳細な運用ルールについては今後さらに情報が公開されるとみられる。
クリエイターへの影響と今後の注目点
今回の制度変更は、Xで収益を得ているクリエイターにとって大きな転換点となる可能性がある。
オリジナル性を重視する評価基準への移行は、コンテンツの質を高める効果が期待される一方、これまでのやり方で収益を得ていた利用者にとっては、投稿スタイルの見直しが求められる場面も出てくるとみられる。
新制度の詳細な運用ルールや審査基準がどのように設定されるかは、今後の発表を待つ必要がある。
まとめ
Xは8月8日、クリエイター向けの収益分配プログラムを終了し、オリジナル投稿を重視する新制度への移行を発表した。無断転載や不正な表示回数稼ぎへの対策として導入される新制度は、9月から既存制度利用者の申請受付が始まる予定だ。SNS上での収益化のあり方が今後どう変化していくか、引き続き注目される。
出典: ITmedia NEWS