8月13日、市場調査会社カウンターポイントのデータにより、キオクシアホールディングスが2026年4〜6月期のNAND型フラッシュメモリー(データを記録する半導体の一種)の世界出荷量で中国の長江存儲科技(YMTC)に抜かれ、4位に後退したことが明らかになった。半導体業界の勢力図に変化が生じている実態を示すデータとして注目されている。
30秒でわかるポイント
- キオクシアホールディングスが2026年4〜6月期のNAND出荷量で4位に後退
- 首位は韓国のサムスン電子、2位は同じく韓国のSKハイニックス
- 3位に中国の長江存儲科技(YMTC)が浮上し、キオクシアを上回った
出荷量ランキングの内容
カウンターポイントが発表したデータによると、2026年4〜6月期のNAND型フラッシュメモリー世界出荷量のランキングは以下の通りとなっている。
- 1位:サムスン電子(韓国)
- 2位:SKハイニックス(韓国)
- 3位:長江存儲科技(YMTC、中国)
- 4位:キオクシアホールディングス(日本)
これまで上位を維持してきたキオクシアホールディングスが、中国のYMTCに順位を明け渡す形となった。
中国メーカーの台頭
今回のデータで特に目を引くのは、中国のYMTCが順位を上げた点である。
NAND型フラッシュメモリーは、スマートフォンやパソコン、データセンターなど幅広い機器に使われる記憶用の半導体だ。中国メーカーの出荷量が伸びたことは、世界の半導体市場における競争環境の変化を示す一つの材料といえる。
なお、YMTCが具体的にどのような要因で出荷量を伸ばしたかについて、元データからは詳細は明らかになっていない。
韓国勢が上位を占める構図
今回のランキングでは、サムスン電子とSKハイニックスという韓国の2社が1位・2位を占めている。
半導体メモリー市場では、韓国企業が長年にわたり強い競争力を持ってきた分野であり、今回のデータもその傾向を裏付ける結果となった。一方で、キオクシアホールディングスのように順位を落とす企業も出てきており、市場全体の競争が激しくなっている様子がうかがえる。
まとめ
8月13日に明らかになったカウンターポイントの調査データにより、日本のキオクシアホールディングスがNAND型フラッシュメモリーの世界出荷量で4位に後退し、中国のYMTCが3位に浮上したことが分かった。首位・2位は韓国のサムスン電子とSKハイニックスが占めており、半導体メモリー市場における各国企業の競争が続いている状況が示された。今後の各社の動向にも注目が集まりそうだ。
出典: 東洋経済オンライン