8月14日、ダイヤモンド・オンラインが報じたところによると、保育士や栄養士などの専門人材を育ててきた短期大学の閉学が相次いでおり、この3年間で約2割の短大が学生募集を停止したことが伝えられている。少子化に加え、国の修学支援新制度をめぐる制度上の課題も影響しているとみられる。
30秒でわかるポイント
- 短大は1990年代をピークに学校数・学生数ともに減少が続いている
- 直近3年間で約2割の短大が学生募集を停止した
- 少子化に加え、国の修学支援新制度も背景にあるとみられる
かつては女性の主要な進学先だった短大
短期大学は、保育士や幼稚園教諭、栄養士といった地域の専門人材を育成する役割を担ってきた。
かつては4年制大学よりも多くの女性が進学する先として人気を集めていたが、1990年代をピークに学校数・学生数ともに減少傾向が続いている。
3年で2割が募集停止という現状
近年は学生募集を停止する短大が相次いでいる。
概要によると、この3年間で約2割の短大が募集を停止したとされ、短大を取り巻く環境が急速に厳しくなっていることがうかがえる。
背景として指摘されているのは以下の点だ。
- 少子化による18歳人口の減少
- 4年制大学志向の高まり
- 国の修学支援新制度をめぐる制度上の課題
修学支援新制度をめぐる問題とは
記事では、短大の苦境の一因として国の修学支援新制度の存在が挙げられている。
この制度は、経済的に困難な学生の進学を支援するためのものだが、短大にとっては制度の運用面で何らかの課題があるとみられる。具体的な制度の詳細や影響の度合いについては、記事内でさらに掘り下げられているとみられるが、今回の概要情報からは詳細までは明らかになっていない。
専門人材育成の担い手としての短大の役割
短大は保育士や栄養士など、地域社会に密着した専門職の人材を輩出してきた歴史がある。
4年制大学人気の裏で短大の閉学が進むことは、こうした専門人材の供給にも影響を及ぼす可能性がある。一方で、少子化という構造的な要因がある以上、短大に限らず高等教育機関全体が再編を迫られている側面もあり、単純に短大だけの問題として捉えることは難しい状況だ。
まとめ
短期大学は1990年代をピークに減少が続いており、直近3年間で約2割が学生募集を停止するなど、閉学の動きが加速していることが8月14日に報じられた。背景には少子化だけでなく、国の修学支援新制度をめぐる課題もあるとみられ、保育士や栄養士といった専門人材の育成を担ってきた短大の今後のあり方が注目される。
出典: ダイヤモンド・オンライン