7月3日、長崎県壱岐市が市内全域を対象に「高齢者等避難」の情報を発表しました。土砂災害への警戒が理由で、対象は市内全域の約2万3千人に及びます。大雨シーズンに自分の身をどう守るかを考えるうえで、身近な事例として押さえておきたいニュースです。
何が起きたのか
壱岐市は7月3日午後4時、市内全域の1万1281世帯、2万3455人に対して「高齢者等避難」の情報を出しました。理由は土砂災害への警戒です。
この情報は、5段階に分かれている警戒レベルのうち「レベル3」にあたります。高齢者や体の不自由な人など、避難に時間がかかる人に対して、早めに避難を始めるよう呼びかける内容です。
市内全域が対象になっている点が今回の特徴で、特定の地区に限らず広い範囲で警戒が呼びかけられていることがわかります。
「警戒レベル3」とはどういう段階か
日本の避難情報は、危険度に応じて5段階の「警戒レベル」で整理されています。数字が大きくなるほど危険度が高まる仕組みです。
今回発表された「高齢者等避難」はレベル3にあたります。これは、高齢者や体の不自由な人など、避難に時間を要する人が避難を始める段階とされています。一般的には、それ以外の人も普段の行動を見直したり、避難の準備を進めたりするタイミングと位置づけられています。
レベル3の段階で早めに動くことが、災害から身を守るうえで重要とされています。今回の壱岐市の情報も、こうした「早めの行動」を促す目的で出されたものとみられます。
土砂災害に備えるために知っておきたいこと
土砂災害は、大雨によって地盤が緩むことで発生する危険性が高まります。今回、壱岐市が土砂災害への警戒を理由に情報を出していることからも、雨の状況に注意が必要な局面だったことがうかがえます。
一般的に、避難情報が出された際には、自治体や気象台が発表する最新の情報を確認し、危険を感じた場合は明るいうちに、安全な場所へ移動することが大切とされています。避難先は指定の避難所だけでなく、頑丈な建物の上の階や、より安全な親戚・知人宅なども選択肢になります。
なお、本記事は7月3日時点で発表された情報にもとづいています。その後の状況については、各自で最新の公式発表を確認することが望まれます。
まとめ
- 7月3日午後4時、長崎県壱岐市が市内全域の1万1281世帯・2万3455人に「高齢者等避難」の情報を発表した
- 理由は土砂災害への警戒で、5段階の警戒レベルのうちレベル3にあたる
- レベル3は、高齢者や体の不自由な人などが避難を始める段階とされる
大雨の季節は、こうした避難情報が全国各地で出されることがあります。自分の住む地域の警戒レベルや避難のルールを、平時のうちに確認しておくことが備えの第一歩といえるでしょう。