7月22日、クラウドサービス大手のAWS(Amazon Web Services)が、システムの構築・展開作業を高速化する新機能「AWS CloudFormation Expressモード」の提供を開始したと伝えられています。デプロイ(プログラムやシステムを実際に動かせる状態にする作業)の速度が従来と比べて最大4倍になるとされ、開発現場の作業効率に影響を与える可能性があります。
そもそもCloudFormationとは何か
AWS CloudFormationは、AWSが提供するサービスの一つで、クラウド上のインフラ(サーバーやデータベースなどの基盤設備)を「コード」として記述し、自動で構築・管理できる仕組みです。
手作業でひとつずつ設定する代わりに、設定内容をテンプレートとしてまとめておくことで、同じ環境を素早く・正確に何度でも再現できるのが特徴です。この「インフラをコードで管理する」考え方は、近年のシステム開発で広く使われています。
「Expressモード」で何が変わるのか
今回提供が始まった「Expressモード」は、このCloudFormationの処理を高速化する新しい選択肢とされています。AWSの発表によれば、デプロイ速度が最大で4倍になるとのことです。
デプロイ作業に時間がかかると、その分だけ開発者の待ち時間が増え、システムの更新頻度にも影響します。処理が速くなることで、機能の追加や修正をより短いサイクルで反映できるようになると考えられます。
なお、具体的な料金体系や適用できる条件、利用開始の手順などの詳細については、今回の元情報には含まれていません。実際の利用を検討する場合は、AWSの公式発表を確認する必要があります。
クラウド市場での位置づけ
クラウドサービス市場では、AWSのほかにMicrosoftの「Azure」やGoogleの「Google Cloud」などが競合しており、各社が開発者の利便性を高める機能を継続的に投入しています。
今回のような「開発スピードの向上」を狙った機能強化は、こうした競争環境のなかで各社が重視するポイントの一つとみられます。ただし、実際の速度改善の効果は利用環境や構成によって変わる可能性があり、「最大4倍」という数値はあくまで条件が整った場合の目安として受け止めるのが適切でしょう。
まとめ
- 7月22日、AWSがデプロイを高速化する「CloudFormation Expressモード」の提供を開始したと伝えられている
- デプロイ速度は従来比で最大4倍になるとされる
- CloudFormationは、クラウドのインフラをコードで自動構築・管理する仕組み
- 料金や適用条件などの詳細は元情報に含まれておらず、公式発表の確認が必要
システム開発の効率化は、私たちが日常的に使うアプリやサービスの更新速度にもつながるテーマです。IT業界の動向を知るニュースとして、押さえておくとよいでしょう。