7月3日、アクションカメラで知られるGoProの新シリーズ「MISSION 1 PRO」に関するレビューが報じられました。近年、経営面で厳しい状況が続いていたとされるGoProにとって、この新製品が転機となるかどうかが注目されています。テクノロジー業界の動向を知るうえで、企業がどう立て直しを図るのかを考える題材になりそうです。
アクションカメラの「シネマ化」という潮流
今回の話題の背景にあるのは、アクションカメラの「シネマカメラ化」という流れです。シネマカメラとは、映画のような映像表現を得意とするカメラのこと。従来のアクションカメラは、スポーツやアウトドアなど激しい動きの中で手軽に撮影できる点が魅力でした。
しかし近年は、より映像表現の幅を広げ、映画的な質感を打ち出す方向へと進化が進んでいるとされます。こうした潮流の中に登場したのが「GoPro MISSION 1」であり、今回レビューの対象となった「MISSION 1 PRO」です。GoProが「シネマ」を前面に打ち出した点が、これまでの製品との違いとして取り上げられています。
GoProが直面してきた課題
報道によると、GoProはここ数年、いくつかの厳しい状況に直面してきたとされます。具体的には、競争が激しくなったことによるシェア(市場占有率)の減少、リコール(製品の不具合による回収)、そしてリストラといった話題が続いていたと伝えられています。
アクションカメラ市場は、複数のメーカーやスマートフォンのカメラ性能向上などによって競争が激化しているとみられます。かつて市場を切り開いた存在であっても、こうした変化の中で立ち位置を維持することは容易ではありません。GoProが暗い話題を抱えてきた背景には、こうした市場環境の変化があると考えられます。
「復活ののろし」となるか
今回の新シリーズが注目されているのは、それが「復活ののろし」となるかという点です。厳しい状況が続いてきた企業にとって、新たな方向性を打ち出した製品は再起の足がかりになり得ます。
「シネマ」を強調した路線が、市場でどう受け止められるかは現時点では不明です。新シリーズが成功するかどうかは、今後の販売状況やユーザーの評価を見守る必要があるでしょう。企業が課題に直面したとき、どのように製品戦略を転換して立て直しを図るのか、その一例として捉えることができます。
まとめ
7月3日に報じられた「GoPro MISSION 1 PRO」のレビューは、シェア減やリコール、リストラといった課題を抱えてきたGoProが、「シネマ」路線で再起を図る動きとして取り上げられました。アクションカメラのシネマカメラ化という業界の潮流の中で、この新シリーズが復活の一歩となるかどうかは、今後の展開を見守る必要があります。企業の立て直しやテクノロジー市場の変化を考えるうえで、押さえておきたい話題といえそうです。