7月27日、太陽嵐を研究するNASAのミッション「SunRISE(サンライズ)」で、小型衛星の打ち上げに使うロケットが、SpaceX(スペースX)の大型ロケット「ファルコン・ヘビー」に変更されたことが伝えられました。宇宙探査の裏側で進む「打ち上げ手段の選び方」を知るうえで、身近な話題になりそうです。
そもそも「SunRISE」ミッションとは?
SunRISEは、NASAが進めている太陽の研究プロジェクトです。狙うのは「太陽嵐」と呼ばれる現象で、これは太陽から大量の粒子やエネルギーが放出される活動を指します。
太陽嵐は、地球周辺を飛ぶ人工衛星や、宇宙空間で作業する宇宙飛行士に影響を与える可能性があるとされています。こうした現象の仕組みを詳しく調べることが、SunRISEミッションの目的だと伝えられています。
このミッションでは、小型の衛星を宇宙に送り込んで観測を行う計画とみられます。今回のニュースは、その衛星を打ち上げるための「乗り物」であるロケットが変更されたという内容です。
打上げロケットが「ファルコン・ヘビー」に変更
今回変更後の打ち上げロケットとして選ばれたのが、SpaceXの「ファルコン・ヘビー」です。ファルコン・ヘビーは、SpaceXが運用している大型のロケットで、複数のブースター(補助エンジン部分)を束ねた構造が特徴として知られています。
なぜロケットが変更されたのか、その具体的な理由については、今回伝えられた情報の範囲では明らかにされていません。宇宙ミッションでは、打ち上げのスケジュールやコスト、衛星の重量や軌道など、さまざまな条件を踏まえて打ち上げ手段が決められるのが一般的です。今回の変更もこうした事情によるものとみられますが、詳細は今後の続報を待つ必要があります。
民間ロケットとNASAの関係
近年、NASAのミッションでSpaceXなどの民間企業のロケットが使われるケースが増えています。国の宇宙機関が、自前ですべてを開発するのではなく、民間企業が持つロケットを活用する流れが広がっているのです。
今回のSunRISEミッションでファルコン・ヘビーが選ばれたことも、こうした「官民の役割分担」の一例といえます。ただし、この動きに対しては、コスト削減や効率化を評価する見方がある一方で、民間依存のリスクを指摘する声もあり、評価は立場によって分かれる部分です。
まとめ
7月27日に伝えられた今回のニュースのポイントは、以下の通りです。
- NASAの太陽嵐研究ミッション「SunRISE」で、打ち上げロケットがSpaceXの「ファルコン・ヘビー」に変更された
- SunRISEは、人工衛星や宇宙飛行士に影響しうる太陽嵐を調べるミッション
- ロケット変更の具体的な理由は、今回の情報では明らかにされていない
太陽嵐の研究は、私たちが日常で使う通信や気象観測など、宇宙インフラを守ることにもつながるテーマです。今後の打ち上げ計画の続報にも注目が集まりそうです。