Netflix、VOGUEやRolling Stoneの動画配信へ 短編コンテンツで提携拡大

7月8日、Netflixが「VOGUE」や「Rolling Stone」など著名デジタルメディアの動画コンテンツを配信すると発表した。動画配信サービスの競争が激しくなるなか、映画やドラマ以外のコンテンツで会員をつなぎとめる狙いがあるとみられ、業界の動向を占うニュースとして注目されている。

何が発表されたのか

Netflixの発表によると、同社はBuzzFeedやRolling Stoneといったデジタルメディアが制作する動画コンテンツを、アプリ内で配信する。ジャンルは料理・音楽・ファッションなど幅広く、短編動画が中心となる。

これまでNetflixは映画やドラマ、オリジナル作品を主力にしてきたが、今回の提携により、より手軽に視聴できる短編コンテンツがラインナップに加わることになる。

対象地域と料金

配信の対象となるのは米国を含む6カ国で、すべての契約プランの会員が追加料金なしで視聴できる。つまり、既存の会員は特別な手続きや支払いをしなくても、提携メディアの動画を楽しめるかたちだ。

Netflixは今後も提携先を拡大する方針を示している。現時点で日本が対象に含まれるかどうかは、発表内容からは明らかになっていない。

短編動画をめぐる競争の背景

今回の動きの背景には、動画をめぐる視聴スタイルの変化があると考えられる。近年は、スマートフォンで気軽に見られる短い動画の人気が高まっており、各社がユーザーの視聴時間をどう確保するかを競っている。

Netflixのような定額制の動画配信サービス(サブスクリプション型)にとって、会員が飽きずに使い続けてくれるかは重要な課題だ。映画やドラマのような長編作品だけでなく、スキマ時間に見られる短編動画をそろえることで、利用者がアプリを開く回数を増やす狙いがあるとみられる。

一方で、提携するメディア側にとっても、Netflixという大きなプラットフォームで自社の動画が配信されることは、より多くの人にコンテンツを届ける機会になる。両者にとってメリットのある提携だといえる。

なお、この取り組みが会員数や視聴時間にどのような影響を与えるかは、今後の展開を見なければ判断できない。

まとめ

7月8日、NetflixはVOGUEやRolling Stone、BuzzFeedなど著名デジタルメディアの動画コンテンツを配信すると発表した。対象は米国など6カ国で、全プランの会員が追加料金なしで視聴できる。短編動画の人気が高まるなか、動画配信各社が視聴時間の確保に力を入れている流れを示す一例といえるだろう。今後の提携先拡大や日本への展開があるかどうかが、次の注目点となりそうだ。