7月23日、Samsung Electronicsが日常的に装着できるAI搭載スマートグラスを発表しました。スマートフォンの画面を見なくても音声やジェスチャーでAIの支援を受けられる点が特徴で、ウェアラブル端末とAIの融合がいよいよ本格化してきたことを示すニュースとして注目されています。
何が発表されたのか
Samsungは2026年7月22日、ロンドンで開催した新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」において、日常的に装着できるAIスマートグラスを発表しました(発表内容が伝えられたのは7月23日)。
この製品の大きな特徴は、GoogleのAndroid XRプラットフォームを採用している点です。Android XRは、拡張現実(XR=現実の風景にデジタル情報を重ねる技術)向けにGoogleが開発している基盤ソフトウェアを指します。これにより、スマートグラスとGoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」が連携する仕組みになっています。
Geminiによる音声・ジェスチャー操作
今回のスマートグラスでは、スマートフォンの画面を見ることなく、音声やジェスチャー(手の動き)を使ってGeminiの支援を受けられるとされています。
従来、スマートフォンでAIを利用する際は、端末を手に取り、画面を見て操作する必要がありました。今回の製品はその手間を省き、視線や手を大きく動かさずにAIとやり取りできる方向を目指したものとみられます。日常生活のなかで、より自然な形でAIを使える体験を提案する狙いがあると考えられます。
アイウェアブランドと共同開発
この製品は、Samsung単独ではなく、アイウェア(眼鏡)ブランドと共同で開発されている点も特徴です。具体的には、Gentle Monster(ジェントルモンスター)およびWarby Parker(ワービーパーカー)と共同開発されていると伝えられています。
テクノロジー企業とファッション性を重視する眼鏡ブランドが手を組むことで、機能面だけでなく、日常的に身につけやすいデザインを実現しようとする動きと受け止められます。ウェアラブル端末は「便利だが装着が目立つ」という課題が指摘されることもあり、デザイン面での協業はこうした点を意識したものとみられます。
なお、現時点で公開されている情報は発表段階のものであり、価格や具体的な発売時期など、詳細については元ニュースには明記されていません。
まとめ
- 7月23日、Samsungが日常的に装着できるAI搭載スマートグラスを発表したことが伝えられた
- GoogleのAndroid XRを採用し、Geminiと連携。音声やジェスチャーでAIの支援を受けられる
- Gentle Monster、Warby Parkerといったアイウェアブランドと共同開発されている
スマートフォンを介さずにAIを使う端末は、今後の技術トレンドを占う話題です。実際の使い勝手や価格などは今後の続報を待つ必要がありますが、AIとウェアラブル端末がどう進化していくのか、動向を押さえておくとよいでしょう。