2026年8月9日、米シカゴ大学のベンジャミン・クレイマー氏らの研究チームが、生まれた順番と病気の診断傾向との関連を調べた調査結果を公表した。
30秒でわかるポイント
- シカゴ大学のベンジャミン・クレイマー氏らが、生まれた順番と病気の診断傾向の関係を調査
- アメリカの商用医療保険データに含まれる2人兄弟1000万人超を対象に分析
- 同じ親・同じ家庭で育っても、兄弟間で体質や健康状態が異なる可能性に注目した研究
大規模データで検証した調査
今回の調査は、シカゴ大学の研究チームが主導したものだ。
対象となったのは、アメリカの商用医療保険データに含まれる2人兄弟のペア、その数は1000万人超という大規模なものだった。
同じ親から生まれ、同じ家庭環境で育った兄弟であっても、体質や健康状態が必ずしも一致するとは限らない。研究チームはこの点に着目し、生まれた順番(第一子か第二子か)と、病気の診断されやすさとの間にどのような傾向があるのかを調べたとみられる。
対象となったのは商用医療保険データ
分析に使われたのは、実際の医療保険の記録データだ。保険データを使うことで、病院で実際に診断された病気の記録を大規模かつ客観的に集計できる点が特徴といえる。
- データの種類:アメリカの商用医療保険データ
- 対象:2人兄弟のペア
- 規模:1000万人超
このように多くの兄弟ペアを対象にすることで、個々の家庭の特殊事情に左右されにくい、統計的な傾向を捉えやすくなるとみられる。
生まれた順番と健康の関係は複雑
生まれた順番が病気のリスクにどう関わるのかというテーマは、これまでも関心を持たれてきた分野だ。ただし、今回の概要情報からは、具体的にどの病気でどのような傾向が見られたかまでは明らかにされていない。
研究の詳細な結果については、元記事で確認できるとみられる。生まれた順番による違いが見られるとしても、それが遺伝的な要因なのか、育つ環境の変化によるものなのか、要因の切り分けには慎重な検討が必要とみられる。
今後の研究に注目
今回のような大規模データを用いた研究は、個々の家庭や少人数の調査では見えにくい傾向を捉えられる可能性がある一方、結果の解釈には医学的・統計学的な慎重さが求められる分野でもある。
生まれた順番という誰にとっても身近なテーマだけに、今後さらに研究が積み重ねられ、詳しい要因分析が進むことが期待される。
まとめ
シカゴ大学のベンジャミン・クレイマー氏らの研究チームは、2026年8月9日、アメリカの商用医療保険データに含まれる2人兄弟1000万人超を対象に、生まれた順番と病気の診断傾向との関連を調査した結果を公表した。同じ家庭で育った兄弟でも健康状態が異なりうるという着眼点に基づく大規模調査であり、詳細な結果や解釈については今後の続報や元記事の内容を確認することが望ましい。
出典: Gigazine