タクシー大手エムケイ、EV充電に「バナジウム電池」導入 発火リスク低く電気代も削減へ

タクシー大手のエムケイが、8月20日、EV(電気自動車)タクシーの充電用にバナジウムイオン電池を用いたエネルギー貯蔵システムを国内で初めて導入したと発表された。リチウムイオン電池に比べて発火リスクが低く耐久性も高いとされ、電気料金の削減も見込めるという。

30秒でわかるポイント

  • エムケイが国内初となるバナジウムイオン電池の充電システムをEVタクシー用に導入
  • リチウムイオン電池より発火リスクが低く、耐久性にも優れるとされる
  • 電気料金の削減効果も見込まれている

エムケイが国内初導入した新システムとは

タクシー大手のエムケイは、8月20日、EVタクシーの充電に使うエネルギー貯蔵システムとして、バナジウムイオン電池を採用したと明らかにした。

この方式が国内のタクシー会社で導入されるのは初めてだという。

エネルギー貯蔵システムとは、電力をためておき、必要なときに取り出して使うための設備のことを指す。EVタクシーの充電インフラとして使われることになる。

リチウムイオン電池との違い

バナジウムイオン電池は、現在多くのEVで使われているリチウムイオン電池と比較して、発火リスクが低いとされる点が特徴だ。

概要によれば、耐久性についてもリチウムイオン電池より高いとされている。

一般的にリチウムイオン電池は、過充電や損傷などによって発熱・発火するリスクが指摘されることがあるが、バナジウムイオン電池はこうしたリスクを抑えられるとされている。

電気料金削減への期待

エムケイは今回のシステム導入によって、電気料金の削減も見込んでいるとされる。

タクシー会社にとって、EV車両の充電にかかる電気代はランニングコストの一部を占める。バナジウムイオン電池を活用したエネルギー貯蔵システムにより、コスト面でのメリットも期待されているとみられる。

なお、具体的な削減幅や導入コスト、今後の他拠点への展開予定などについては、現時点で伝えられている情報の中には含まれていない。

まとめ

タクシー大手のエムケイが8月20日に発表した今回の取り組みは、EVタクシーの充電インフラにバナジウムイオン電池を活用する国内初の事例として注目される。発火リスクの低さや耐久性の高さ、電気料金削減への期待は示されているものの、詳細な効果や今後の展開については引き続き情報を追う必要がある。EV普及が進む中で、充電設備の安全性やコスト面での工夫は今後も関心を集めるテーマとなりそうだ。

出典: ITmedia NEWS