7月10日、テクノロジーメディアのGigazineが、無料で利用できる「Cloudflare Access」を使い、ローカルPCで動くAIを外部から安全に利用できるよう設定した手順を紹介しました。自宅のPCで動かしているサービスを外出先からも使いたい、というニーズは増えており、そのセキュリティ確保の一例として参考になる話題です。
Cloudflare Tunnelとは何か
Cloudflare Tunnel(クラウドフレア トンネル)は、ローカルPC上で動いているサービスを、インターネット経由で外部に公開できる仕組みです。
通常、自宅のPCで動かしているサービスを外部からアクセスできるようにするには、ルーターの「ポート開放」と呼ばれる設定が必要になる場合があります。これはネットワークの入口を外部に開ける作業で、設定が煩雑なうえ、セキュリティ上のリスクもともないます。
Gigazineの記事によると、Cloudflare Tunnelを使えば、このポート開放などの設定をせずに、Cloudflareを経由してローカルのサービスを公開できるとされています。
Tunnelだけでは「誰でもアクセスできる」課題
ただし、Cloudflare Tunnelを設定しただけの状態には注意点があります。
Gigazineは、Tunnelを設定しただけでは公開したURLに誰でもアクセスできてしまう、と指摘しています。つまり、自宅で動かしているAIサービスなどが、URLを知る第三者に無防備に使われてしまう可能性があるということです。
自宅のリソースを使うサービスや、個人的なデータを扱うAIを公開する場合、この「誰でもアクセスできる」状態は避けたいところです。そこで登場するのが認証の仕組みです。
Cloudflare Accessで認証を追加
今回Gigazineが紹介したのは、Cloudflare Tunnelで公開したURLに対し、「Cloudflare Access」による認証を追加する方法です。
Cloudflare Accessは、公開したサービスへのアクセス時に、許可されたユーザーかどうかを確認する仕組みです。これを組み合わせることで、URLを知っているだけの第三者ではなく、認証を通過した本人だけがサービスを利用できるようになります。
記事では、これらの機能を無料で使える点が紹介されています。自宅のPCで動かすローカルAIを、外出先からも安全に使いたいと考える人にとって、選択肢のひとつとなりそうです。
なお、具体的な設定手順の詳細については、Gigazineの元記事で解説されています。
まとめ
- 7月10日、GigazineがCloudflare TunnelとAccessを使ったローカルAIの外部利用手順を紹介した
- Cloudflare Tunnelはポート開放不要でローカルサービスを公開できる仕組み
- Tunnel単体では誰でもアクセスできてしまうため、Cloudflare Accessで認証を追加できる
- これらの機能は無料で利用できるとされている
自宅のPCで動くAIを外部から使いたいというニーズが高まるなか、無料でセキュリティを確保できる手段として注目される話題です。実際に導入を検討する際は、公式の情報や元記事で最新の手順を確認するとよいでしょう。